Jakarta Expression Language(EL)で比較演算を行う方法をやさしく解説|初心者向け完全ガイド
生徒
「JSPの画面で条件によって表示を切り替えたいんですが、Javaのif文みたいなことはできますか?」
先生
「画面側ではJavaのif文は直接使えませんが、Jakarta Expression Language、略してELを使うと条件の比較ができます。」
生徒
「ELって、${} で書くやつですよね? それで比較もできるんですか?」
先生
「できます。数値の大小比較や、同じ値かどうかの判定も、ELの比較演算子を使えば簡単に書けます。」
生徒
「難しそうですが、初心者でも理解できますか?」
先生
「日常の例に置き換えると分かりやすいので、順番に見ていきましょう。」
1. Jakarta Expression Languageとは何か
Jakarta Expression Languageは、JSPやJSFなどの画面側で値を表示したり、条件を判定したりするための仕組みです。 Javaのコードをそのまま書くのではなく、短くて読みやすい書き方でデータを扱えるのが特徴です。 特にJakarta EEのWeb開発では、画面と処理を分ける設計が重要になるため、ELは欠かせない存在です。
初心者の方は「ELは画面専用の簡単なJava風の書き方」と考えると理解しやすくなります。 比較演算も、難しい文法ではなく、直感的な記号や英単語で書けるようになっています。
2. 比較演算とは何をするものか
比較演算とは、二つの値を比べて「同じか」「大きいか」「小さいか」を判断することです。 例えば、年齢が二十歳以上かどうか、点数が合格ラインを超えているかどうか、といった判断が比較演算にあたります。
Jakarta EEの画面では、この比較結果を使って「表示する」「表示しない」を切り替えたり、 条件に応じたメッセージを表示したりします。 ELを使えば、こうした判断をJSPの中で簡単に書けます。
3. ELで使える基本的な比較演算子
Jakarta Expression Languageには、数値や文字列を比べるための比較演算子が用意されています。 Javaの記号と似ているものもあれば、英単語で書くものもあります。 初心者の方は、英単語の方が意味をイメージしやすい場合もあります。
代表的なものとして、等しいかどうかを調べる演算、大きいか小さいかを調べる演算があります。 これらを組み合わせることで、ほとんどの条件判定が可能になります。
4. 数値を比較する基本的な例
まずは数値の比較から見てみましょう。 年齢や点数など、数字を比べる場面はとても多いです。 ELでは、変数同士、または変数と数値をそのまま比べられます。
${score >= 60}
この例では、scoreという値が六十以上かどうかを比較しています。 結果は真か偽になり、条件分岐の判断材料として使われます。 まるで「テストの点数が合格点以上か」を確認しているイメージです。
5. 等しいかどうかを比較する方法
次に、値が同じかどうかを比較する方法です。 例えば、ステータスが特定の状態かどうかを確認したい場合に使います。 ELでは、記号だけでなく英単語でも書けるため、読みやすさが向上します。
<p>
${status == 'SUCCESS'}
</p>
この条件は、statusの値がSUCCESSと同じかどうかを判定しています。 成功しているかどうかをチェックしていると考えると分かりやすいです。 画面表示の切り替えによく使われる書き方です。
6. 大小関係を使った条件判定
ELでは、値の大小関係も簡単に比較できます。 例えば、在庫数がゼロより多いかどうか、残り時間が一定以下かどうかなど、 日常的な判断をそのまま画面の条件にできます。
${stock < 10}
この例では、在庫数が十未満かどうかを判定しています。 在庫が少なくなってきたら注意表示を出す、といった処理に使えます。 数字を比べる感覚は、普段の生活とほとんど同じです。
7. 比較演算を画面表示に活かす考え方
Jakarta Expression Languageの比較演算は、単独で使うよりも、 画面の表示制御と組み合わせることで本領を発揮します。 条件に合った場合だけ文字を表示する、色を変える、といった工夫が可能です。
初心者の方は、まず「数字を比べる」「同じか確認する」という基本から慣れていくのがおすすめです。 無理に複雑な条件を書こうとせず、シンプルな比較を積み重ねていくと、 Jakarta EEの画面開発がぐっと分かりやすくなります。